こんにちは。
8月も最終日だというのに本州ではまだまだ猛暑ですね。
沖縄にはかなり危険な台風が近づいていますし
北海道は逆に最高気温が20度を下回る寒さとなっています。
皆さま、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
さて本日のお題は本質についてです。
昨日、札幌で某有名精神科医であり作家のK先生の新刊出版記念講演会があり会場に行ってきました。
コロナ禍の折ですから会場での参加についてはとても悩んだのですが、
メルマガでも再三『会場での参加者が少ない』と記載がありましたので、
それなら・・・と気晴らしがてら行ってきたのです。
主催者からは「ソーシャルディスタンスの確保のために座席は指定となっています」とメールが届いていました。
その時点での私の勝手な思い込みによるイメージは、受付で名乗り、座席番号を確認し着席するというものでした。
ところが・・・
【受付での会話】
私『座席はどこで確認するのですか?』
係『自分で探してくださいっ!』
私『(そんな言い方しなくても。感じ悪いなあ・・・)』
会場は300人ほど収容できる小ホールで映画館のような作りになっています。どうやら背もたれに参加者の名前が貼ってあるようでした。
『ようでした』と言うのは、私は大変視力が悪く見えなかったのです。
ぼんやり赤っぽい椅子の背もたれ部分に白い何かがあり
たぶん文字なのでしょうが私には黒い点にしか見えないものがありました。
一応、一列だけ上まで階段を上り座席を確認しましたが
やはり私には座席がわかりません。已む無く諦めて受付に戻りました。
私『お尋ねしたいのです。
私目が悪くて座席が探せません動画をもらうことはできますか?』
係『わかりません。私もただの参加者ですから』
私『(ただの参加者がなんで受付で先生の本を売ってるの?)それなら今日は帰ります』
この時点で、私は少しムッとしながらエレベータに向かいました。
私を追いかけてきた人が『一緒に探しますから』と申し出てきましたが
私は『いえ、これで参加してもスライドなんかも見えないから帰ります』
そう固辞しました。
実は、ここですれ違いが生じているなと感じたのです。
おそらくですが追いかけてきた人は
私が座席を探せないことを不快に感じて帰ったと思っていたのではないでしょうか。
しかし私がムッとしていたのは別のポイントなのです。
『ソーシャルディスタンスを確保するために座席指定』と言っておきながら会場中を探し回れって矛盾してない?
なんだか本質が置いてけぼりになっていない?
ソーシャルディスタンスに注意しなきゃならないから座席だけ離したよというのは、上っ面だけじゃない?
そんな気持ちだったのです。
参加費は新刊込みで3千円です。
新刊本は1,700円ちょっとです。
著作は引き取ったので差引1,200円と往復の交通費は捨てることになりますが
それでコロナ予防ができるなら、安いもんだと思い帰宅しました。
どうでしょうか?
皆さんも家事や仕事をしていて本質が置いてけぼりになっているものはありませんか?
【ずっとそうしてきたから】という理由で、なぜその業務を行っているのかわからないことはありませんか?
本質から目をそらすと意味のない行動になってしまいます。
ぜひ振り返りってみてくださいね。